こんにちは、ヨーダです。
「気づけば毎日が同じ繰り返し…」そう感じたことはありませんか? 人生は有限だからこそ、生きている間に本当にやりたいことを形にすることが大切です。私自身、これまで後悔することが多々ありました。しかし定年退職を迎え、自分の時間ができたからこそ「もう後悔する人生はやめよう」と決意できたのです。
もし今日が人生最後の日だとしたら、やり残したことはありませんか? 今からでも遅くはありません。本記事では、やりたいことを見つけ、実行するための方法と実践リストを紹介します。読者の皆さんには、私と同じような後悔をしてほしくありません。
生きてる間にやってみたいことリストとは?
この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- バケットリストとの違い
- なぜリスト化すると夢が叶いやすいのか(心理効果)
人生を後悔しないための第一歩は、「やってみたいこと」を明確にすることです。その方法として効果的なのがリスト化です。ただの思いつきではなく、実際に紙やアプリに書き出すことで頭の中が整理され、行動につながりやすくなります。ここでは「バケットリスト」との違いや、リスト化がもたらす心理的効果を解説します。
バケットリストとの違い

「生きてる間にやってみたいことリスト」と「バケットリスト」は似ていますが、目的や視点に違いがあります。バケットリストは「死ぬまでに達成したいこと」を前提とするため、人生の終わりを意識した長期的な目標が多い傾向です。
一方で「やってみたいことリスト」は、もっと身近な日常や小さな願望も含められます。例えば「海外旅行に行く」といった大きな夢だけでなく、「行列のラーメン店に挑戦する」といった小さな体験も対象にできます。ハードルを下げることで、行動に移しやすくなり、リストを「机上の空論」ではなく実際に活用できるのです。
なぜリスト化すると夢が叶いやすいのか(心理効果)
やりたいことをリスト化すると、ただ頭の中で考えているよりも実現しやすくなります。これは「可視化」による心理的効果です。人は文字として書き出すことで、目標を客観的に認識しやすくなり、行動の優先度が自然と上がります。

さらに心理学で知られる「ゼイガルニク効果(未完了のことを意識し続ける傾向)」が働きます。書き出されたリストは「まだやっていない」という意識を強め、「やらなければ」と行動を促す力になります(参考:Zeigarnik, B. On finished and unfinished tasks, 1927)。
また、達成できたときにリストにチェックを入れる行為は、小さな成功体験を実感させ、自己肯定感を高めます。この達成感の積み重ねが、次の挑戦へのモチベーションとなるのです。
やってみたいことを見つける3つの方法
この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- 紙やノートに書き出す(自己棚卸しのコツ)
- アプリやオンラインサービスを活用する
- 他人のリストや体験談からインスピレーションを得る
やってみたいことは頭の中にあるだけでは漠然としがちです。そこで重要なのは、実際に「見つけるための工夫」を取り入れることです。紙に書き出して自己棚卸しをする方法、アプリやサービスを使って整理する方法、そして他人の体験から刺激を得る方法があります。これらを活用することで、自分の価値観や本当に大切にしたいことが明確になり、リスト作成がぐっとスムーズになります。
紙やノートに書き出す(自己棚卸しのコツ)
やりたいことを見つける最もシンプルで効果的な方法は、紙やノートに書き出すことです。書くことで頭の中の断片的な思考が整理され、自分の価値観や優先順位が明確になります。
コツは「ジャンルに分けて書く」ことです。例えば:
- 旅行(行きたい場所・体験したいアクティビティ)
- 健康(運動習慣・食生活の改善)
- 趣味(楽器・読書・アートなど)
- 家族(親孝行・思い出作り)
といったカテゴリーを設け、それぞれに思いつくことを自由に書き出してみましょう。完璧にまとめる必要はなく、最初は思いついた順でOKです。また、過去に叶えられなかったことや子どもの頃の夢を書き出すと、自分の「本音」が浮かび上がります。

さらに、手書きは記憶に残りやすく(参考:Mueller, P. A., & Oppenheimer, D. M., The Pen Is Mightier Than the Keyboard, Psychological Science, 2014)、後から見返したときに新しい発見につながりやすいというメリットもあります。
アプリやオンラインサービスを活用する
デジタルツールを使ってやりたいことを整理するのも有効です。専用の「バケットリストアプリ」やタスク管理アプリを使えば、思いついたときにすぐ記録でき、進捗管理もしやすくなります。
特にスマホアプリなら、写真や位置情報を添えて記録できるため、夢がよりリアルに感じられます。たとえば:
- Google Keep:メモ感覚で書き出し、チェックリスト化が可能
- Notion:カテゴリーごとに整理しやすく、進捗も見える化できる
- Trello:カード形式で夢をプロジェクト管理風に整理可能

また、オンラインサービスには他の人とリストを共有して刺激を受けられる機能もあります。こうしたツールを活用することで、単なる「願望のリスト」から「実行可能な計画」へと進化させられるのです。
他人のリストや体験談からインスピレーションを得る
自分だけで考えていると発想が偏ってしまうことがあります。そんなときに役立つのが、他人のリストや体験談です。
書籍やブログ、SNSには「人生でやりたいこと100リスト」を公開している人が多く、そこには自分では思いつかなかったアイデアが含まれています。例えば:
- 「一人で海外留学を経験する」
- 「100種類のラーメンを食べ歩く」
- 「毎日違う景色で朝日を眺める」
といったユニークな目標を知ると、「自分も挑戦してみたい」と気づくきっかけになります。

また、実際に挑戦した人の体験談を読むことで、現実的な難しさや楽しさを事前に知ることができ、行動に移しやすくなります。他人の経験を参考にしながら、自分らしいリストへ落とし込むことが大切です。
生きてる間にやってみたいことリスト100アイデア
この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- 旅行編(海外旅行/一人旅/大人の贅沢旅)
- 趣味・ライフスタイル編(音楽・スポーツ・アート挑戦)
- 自己成長・挑戦編(資格取得/起業/自分探し)
- 人間関係・家族編(親孝行/友人と挑戦/パートナーと体験)
- お金がなくてもできること(無料・低コストのアイデア)
人生で「やってみたいこと」は人それぞれですが、ジャンルごとに整理すると発想が広がりやすくなります。ここでは旅行や趣味、自己成長から人間関係、さらにはお金をかけずに挑戦できることまで幅広く紹介します。具体例を参考にすることで、自分の価値観に合った「やりたいことリスト」を組み立てやすくなるはずです。
旅行編(海外旅行/一人旅/大人の贅沢旅)
旅行は「やりたいことリスト」の定番であり、非日常を体験することで視野が広がります。新しい文化に触れることで脳が活性化し、幸福度も上がることが調査で示されています(出典:観光庁「旅行・観光消費動向調査」2023)。
具体例:
- ヨーロッパの世界遺産巡り
- 日本一周の鉄道旅
- 豪華列車でのグルメ体験
- 一人旅で地方の温泉をめぐる
- 憧れの海外クルーズ
旅行は大きな計画にも、週末の小さな冒険にもできるため、リストの中でも特に取り入れやすいジャンルです。

趣味・ライフスタイル編(音楽・スポーツ・アート挑戦)
趣味やライフスタイルに関する挑戦は、日常を彩り、人生に充実感をもたらします。新しい趣味を持つことは、脳の若さを保つ効果もあるといわれています。(出典:脳科学者の澤口俊之さんが語る「脳に良い趣味」)
具体例:
- 楽器を始める(ギター・ピアノなど)
- マラソンやトライアスロンに挑戦
- 絵を描いて展示会に出す
- カフェ巡りを記録する
- 家庭菜園やガーデニングを楽しむ
- カメラを持って街をスナップ撮影
「やりたい」と思っていたことに一歩踏み出すだけで、生活に新しいリズムが生まれます。

自己成長・挑戦編(資格取得/起業/自分探し)
自己成長につながる挑戦は、自分の可能性を広げ、人生の選択肢を増やしてくれます。資格取得や新しい勉強は、自信や達成感を得るきっかけにもなります。
具体例:
- TOEICで600点以上を取る
- 国家資格に挑戦する
- 副業や小さな起業を始める
- 海外でボランティア活動に参加
- 「本当の自分」を見つけるために旅に出る
小さな一歩を積み重ねることで、いつの間にか大きな挑戦も現実に近づいていきます。
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人間関係・家族編(親孝行/友人と挑戦/パートナーと体験)
大切な人と一緒に体験を共有することは、人生の充実度を大きく高めます。感謝や絆を形にできるチャンスとして、ぜひリストに加えたい分野です。
具体例:
- 親を温泉旅行に連れて行く
- 友人と一緒にマラソン大会に出場
- 学生時代の仲間と同窓旅行を企画
- パートナーと料理教室に通う
- 家族でアルバムや動画を作る
人とのつながりをベースにした目標は、単なる「達成」以上に心を豊かにしてくれます。

お金がなくてもできること(無料・低コストのアイデア)
「やりたいことリスト=お金がかかる」と思われがちですが、実は無料や低コストで実現できることもたくさんあります。むしろ気軽に始められるものこそ、リスト作りの最初の一歩にぴったりです。
具体例:
- 近所の公園で朝日や夕日を眺める
- 図書館で好きな本を1日読む
- 家の断捨離をして気分をリセット
- 日帰りで低山ハイキング
- ボランティア活動に参加する
- 自分だけの詩や日記を始める
費用を理由に諦める必要はなく、小さな挑戦こそが次の大きな一歩につながります。
年代別におすすめの「やってみたいこと」
この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- 30代におすすめ(キャリア/自分探し/新しい挑戦)
- 40代におすすめ(家族/趣味/健康投資)
- 60代におすすめ(旅行/第二の人生/心の充実)
人生のステージごとに優先したいテーマや関心は変わります。30代はキャリア形成や自分探し、40代は家族や健康への投資、そして60代は「第二の人生をどう楽しむか」が大きなテーマになります。年代ごとのおすすめを参考にすることで、自分に合った「やってみたいこと」をより現実的に描けるでしょう。
30代におすすめ(キャリア/自分探し/新しい挑戦)
30代は仕事でも私生活でも転機が訪れやすい時期です。キャリア面では「資格取得」「転職」「副業への挑戦」といった新しいステップを踏む人が増えます。
具体例:
- TOEICや英語資格に挑戦
- 思い切って異業種転職を経験
- 副業で自分の得意分野を試す
- 海外留学やボランティアに参加
- 山登りやトライアスロンに挑戦
体力も十分あるため、スポーツやアウトドアに挑戦するのも最適です。この時期に得た経験は、その後の40代・50代の生き方に大きな影響を与える基盤になります。
(参考:厚生労働省「若年層のキャリア形成支援に関する調査」2023)
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40代におすすめ(家族/趣味/健康投資)
40代は家庭や仕事の責任が増す一方で、自分自身の健康や趣味に意識を向けることが大切になります。家族との思い出作りや、健康を意識した生活習慣の見直しが大きなテーマです。
具体例:
- 家族旅行で特別な思い出をつくる
- 子どもの成長アルバムや動画をまとめる
- 昔やっていた楽器や趣味を再開する
- 写真やアートに挑戦する
- 毎日の運動やヨガを習慣化
- 健康診断や食生活を見直す
40代で築いた習慣や経験は、50代以降の生活をより豊かにする基盤となります。
60代におすすめ(旅行/第二の人生/心の充実)
60代は定年退職や子育ての区切りを迎え、自分の時間を存分に楽しめる時期です。「やり残したこと」に取り組むだけでなく、「新しい挑戦を始める」絶好の年代でもあります。
具体例:
- 夫婦でのんびり温泉巡り
- 憧れの海外クルーズ旅行
- 地域活動やボランティアに参加
- 趣味を仕事にして小さな起業に挑戦
- 日記やエッセイを書いて自分史を残す
- 瞑想や散歩を習慣にして心を整える
人生の集大成として「やりたいこと」を実践することが、後悔のない毎日へとつながります。

やりたいことを実現するためのステップ
この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- 目標設定のコツ(SMART目標/小さな一歩から)
- 時間・お金を捻出する工夫
- 習慣化と仲間づくりで続ける方法
リストを作っても、実行に移さなければ意味がありません。やりたいことを現実にするには、目標の立て方、リソース(時間やお金)の確保、そして継続の仕組みづくりが欠かせません。大きな夢も小さな一歩から始まります。ここでは具体的なステップを整理し、無理なく実践へとつなげる方法を解説します。
目標設定のコツ(SMART目標/小さな一歩から)
やりたいことを実現するには、漠然とした願望を「具体的な目標」に落とし込むことが大切です。そこで役立つのが SMART目標 です。
SMARTとは、以下の頭文字を取ったものです。
- Specific(具体的):「英語を勉強する」ではなく「TOEIC600点を目指す」
- Measurable(測定可能):点数や回数で進捗を確認できる
- Achievable(達成可能):現実的に努力すれば届くラインを設定
- Relevant(関連性):自分の人生や価値観に合った内容にする
- Time-bound(期限付き):「半年以内に」「今年中に」と期限を区切る

また、大きな夢は小さな行動に分解すると実行しやすくなります。
例:「世界一周旅行」→「パスポートを更新する」「行きたい国を3つ調べる」
こうした小さな達成を積み重ねることで、モチベーションを維持しながら大きな目標に近づけます。
時間・お金を捻出する工夫
やりたいことを叶えるには、限られた時間とお金をどう確保するかが鍵です。
- 時間の工夫
- 朝30分を「自分の時間」にあてる
- 通勤時間を学習やアイデアメモに活用
- SNSやテレビの時間を週2時間だけ減らす
- お金の工夫
- 毎月の固定費を見直し、不要なサブスクを整理
- 1日500円の節約を積み立てる(年間18万円以上に)
- 副業やフリマアプリで小さな収入源を持つ
「大きく節約しよう」と無理をするよりも、小さな習慣を積み重ねるほうが長続きします。
習慣化と仲間づくりで続ける方法
夢を実現するには、続けられる仕組みを作ることが不可欠です。
- 習慣化のコツ
- 行動を細かく区切る(例:「毎日30分運動」→「まず5分歩く」)
- 行動を「日常の習慣」に結びつける(例:歯磨き後にストレッチ)
- 仲間づくりの効果
- 同じ目標を持つ人と情報共有できる
- 励まし合うことで挫折しにくい
- オンラインコミュニティを活用すると続けやすい

研究でも、仲間と取り組む人の方が継続率が高いことが示されています(出典:経済産業省「未来の健康づくりに向けたアクションプラン2022(案)」)
一人で抱え込まず、人とつながりながら習慣化することが、夢を現実にする近道です。
まとめ──後悔しない生き方のために
この章で扱う主なポイントは以下のとおりです。
- 小さな夢から始める勇気
- 「やってみたいこと」を通じて人生に充実感を
人生は有限であり、後悔しないためには「やりたいこと」を自覚し、少しずつでも実行していくことが大切です。小さな夢を叶える積み重ねが、大きな充実感へとつながります。
小さな夢から始める勇気
後悔しない人生を送るために必要なのは、大きな夢を一気に叶えることではありません。大切なのは「小さな夢から一歩を踏み出す勇気」です。
例えば:
- 本を一冊読む
- 普段行かない街を歩いてみる
- 新しい料理を一品つくる
こうした些細な挑戦でも、自分の世界は少しずつ広がります。「できることから始める」意識が、自信となり、次の大きな挑戦へとつながるのです。
「やってみたいこと」を通じて人生に充実感を

やりたいことを実現する過程そのものが、人生を豊かにしてくれます。結果の大小にかかわらず、挑戦したという事実は自分の誇りとなり、心に充実感をもたらします。さらに、その体験を周囲と分かち合うことで喜びは倍増し、人生の質そのものが高まります
やりたいことリストは単なる目標管理ではなく、「生きる意味を見つける道具」として活用できるのです。
(参考:内閣府『国民生活に関する世論調査』2023 ― 充実感は挑戦や自己実現の積み重ねから得られる)
✅ 本記事のまとめ(箇条書き5つ)
- やりたいことをリスト化すると頭の整理ができ、行動につながりやすい
- 他人の体験や年代別の工夫を取り入れると、リストがより具体的になる
- SMART目標や小さな一歩を意識することで夢は現実に近づく
- 時間やお金を捻出する工夫が実践の鍵になる
- 習慣化と仲間づくりで、挑戦を継続できる環境が整う
✅ 総括
後悔しない人生は、誰もが望むテーマです。必要なのは「完璧な準備」ではなく、「まず一歩を踏み出す勇気」。小さな挑戦を重ねながら、自分だけのリストを実現していきましょう。
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